クワズイモを救いたい

管理を怠ってしまい、瀕死の状態となった観葉植物を救いたい。今回はそんな記事です。

今回の患者

クワズイモ写真
クワズイモ(2022年5月7日撮影)

今回の患者はクワズイモ。

近所の園芸店にて小さな苔玉仕立てで売られていた物で、水やりしつつそのまま育てていたのですが、気がついた時には元気のない状態に……。

水やりをしても葉が立ち上がらないので、これは本格的に養生しなければならないと判断。ICU行き決定です。

施した処置

完全に弱ったクワズイモを救うべく、今回は鉢密閉という手段を用いてみることにしました。

これは熱帯植物栽培家の杉山拓巳さんが紹介されている手段で、弱った植物に効果的であるそうです。

オペの手順は以下の通り。

  1. 苔玉を解体し、患者を救出
  2. 鉢に鹿沼土単体(重要!)で植える
  3. しっかり水やりをして、30分ほど水を切る
  4. 手頃な大きさのビニール袋に鉢を入れる
  5. 袋から葉の部分を出し、結束バンド等で袋を閉じる

術後のクワズイモの様子はこんな感じです。

鉢密閉の様子(2022年5月12日撮影)

用土に鹿沼土単体を選択したのは、鉢密閉は肥料を含まない土で行う事が前提だからです。これは根っこや植物本体が弱っている場合、植物は肥料を上手く吸収することが出来ず、むしろ成長を阻害するため。

また葉の部分だけビニールの外に出すのは、鉢内の湿度を一定に保ちつつ、葉部分でしっかり蒸散させるためです。

植物が本当の本当に弱ってしまっている場合は植物ごと密閉する全密閉という方法もあるようですが、今回は鉢密閉に留めました。

おわりに

と言うことで、弱ってしまったクワズイモを復活させるため鉢密閉を試みてみよう、というお話でした。

とは言え、これは杉山拓巳さんも仰っていることですが、鉢密閉でも救えない植物も当然います。なのでこのクワズイモも、最終的にはどうなってしまうのか、今のところは未知数です。

鉢密閉はいざという時に心強い手段なのでしょうが、やはり普段からしっかり面倒をみてあげる事が大切ですね……。

(まあこのクワズイモは私が管理していたのではないのですが)

クワズイモの様子については、今後も随時記事にしていきたいと思います。

と言うことで今回の記事はこのあたりで終わろうと思います。最後までご覧頂き、ありがとうございました!

2週間後の様子

鉢密閉を施し、2週間後に動きが見られたので、その様子を記事にしました。ご覧下さい!

参考

杉山拓巳さんによる鉢密閉の解説動画

鉢密閉の様々な活用方法や詳しい解説がされています。この他にも、同チャンネルでは熱帯植物の育成方法について様々な動画が公開されているので、覗いてみると多くの学びがあります。

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