昨今人気の植物の一つに亀甲竜と呼ばれる物がありますが、一口に亀甲竜と言っても、実はいろいろな種類があります。
そんな亀甲竜の中でも、特に人気があるのはアフリカ亀甲竜(ディオスコレア・エレファンティペス)でしょう。よく園芸店で見かけるのもこの品種で、少なくとも、今のところ僕は他を見たことがありません。
このアフリカ亀甲竜は冬型植物として知られていますが、冬型があるということは夏型のやつだっているんです。それが、今回育成記録を残すことにしたメキシコ亀甲竜(ディオスコレア・メキシカーナ)です。
ネットで亀甲竜について調べてみると、アフリカ亀甲竜の情報はたくさん出てくるのですが、対してメキシコ亀甲竜の情報はかなり少ないように感じます。ですので、メキシコ亀甲竜に興味があるぜ!という方は是非、参考にしてみて下さい。
用意するもの
今回僕が手に入れたメキシコ亀甲竜は、根っこの生えていない、いわゆるベアルート株でした。なので、まずは根っこを出してもらわないといけません。という事で、まずは発根管理をしていきます。
今回の発根管理で用意した物は以下のとおりです。
- 亀甲竜
- 植木鉢
- 多肉植物用の土
- ルートン
それでは、さっそく作業をしていきます。
発根作業の手順
こちらが今回入手したメキシコ亀甲竜。ご覧の通り、むき出しの状態で葉っぱすら生えていません。手のひらサイズの株ですが、すでにバキバキにひびが入っていて、いい感じの株だと思います。見ようによってはハート形に見えなくもない?
発根剤を塗布する
ベアルート株を発根させるにあたり、今回はルートンを使用しました。ルートンは挿し木や挿し苗の発根を促進させ、活着をよくする効果がある植物成長調整剤です。
今回の株は生きた根っこが一切生えていないので、薬剤の力を借りることにしました。
このように、株の裏側にまんべんなくルートンを塗りました。
ルートンは粉末状の薬剤なので、筆などを使うと扱いやすいでしょう
用土に植える
ルートンを塗り終えたら、次は用土に植えます。
この時利用する用土は、水はけの良い土が良いでしょう。僕は自分で配合した土を使いましたが、一般に流通している多肉植物用の土を利用しても問題ないと思います。
植え付ける際、株の下半分を土に植えました。鉢のサイズは株より1~2周りほど大きい、4.5号サイズの物を使用しています。
水やりと管理場所について
株を植え付けた後の水やりですが、私は根っこが生えるまで水をやらないことにしました。
ベアルート株は根っこが生えていないので、下手に水を上げてしまうと、水が吸収されず、結果として株が蒸れてしまうと思われるからです。なので、すぐ水をやりたいような気もしますが、ここは我慢して静観することにします。
また置き場所についてですが、こちらは明るい窓辺にて管理することにしました。直射日光が当たらず、かといって暗すぎない、ちょうど良い場所を選ぶと良いかなと思います。
おわりに
ということで、夏型植物のメキシコ亀甲竜の発根管理についてでした。
今回の処置でちゃんと発根するのかどうか、その結果が分かり次第、記事の方も更新していこうと思います。
では、ここまで読んで下さりありがとうございました。
コメント