ユーフォルビア・オベサ実生の方法と成長記録【随時更新】

先日、育てているユーフォルビア・オベサから種が採れたので、実生に挑戦してみることにしました。

こちらの記事では、実生の方法や成長の様子を記録していきたいと思います。

種をまく前の下準備

今回、オベサから採れた種の数は15粒。

種の播き方を調べてみると、土へ蒔く前に水に浸けると発芽率が上がるという情報があったので、そのようにしました。方法は簡単で、メネデールの200倍液に約12時間浸けるだけ。

このとき、私は100均で購入したお茶パックに種を入れて浸けました。オベサの種はとても小さく細かいですが、こうすることで取り扱いが楽になります。

播種とその後の管理

鉢と用土の準備、そして播種

今回育てる苗は、発芽後、ある程度の大きさになるまでそのままの状態で育てる予定なので、種を蒔く鉢と用土はそれに合わせた物を使いました。

具体的に言うと、まずプラ鉢(プレステラ)に7,8割ほど普段使いしている多肉用の土を入れ、その上に微粒の用土を敷いています。このとき使っている微粒の用土は、多肉用の土を自作する際に振るいで取り除いた微塵を利用しています(貧乏性)。代替品としては市販の微塵用土でも良いと思いますし、バーミキュライト単用でも良いかもしれません。

用土の比率

鉢と用土の用意が終わったら、まず用土をしっかりと濡らします。

その後、種を2つの鉢に、9粒と6粒に分けて並べるように播きました。このとき覆土はしてません。

種をまいた鉢の様子(4月2日)

種が小さいので分かりづらいですが、こちらは種を6粒蒔いた鉢。とりあえず、ある程度成長しても問題ないように、間隔広めに等間隔で並べてあります。

播種後の管理

播種後、鉢はジップロックに入れ、腰水管理しました。

腰水管理の様子

トレイを使って腰水管理しても良いと思いますが、ジップロックを利用した方が省スペースですし、密閉も可能なので、多少の湿度や温度の調整が出来る点が良いと思います。

ジップロックに入れた鉢は、日当たりの良い窓辺や植物用のLEDライトの下に置いて管理しています。

その後の観察

播種2日後

種を播いて2日後、早くも3つの種から根が伸びだしました。

この2日間、室温は20℃前後ありましたが、天気があまり良くなく日光の量が心配でした。ですがこちらの心配に反して早くも発芽してくれています。今回は初めてのオベサの受粉作業&種の収穫だったので、ちゃんと発芽してくれるか若干の不安もあったのですが、ひとまず上々の結果で一安心。

実生は始まったばかりですが、最初の小さな一歩に喜びもひとしおです。

播種2週間後

種を播いてから、2週間後(2022年4月16日)のオベサの様子です。

鉢その1

種を9粒播いたほうの鉢の様子。5つの種が発芽し、すくすくと育ってくれています。

2枚の葉が左右に展開していて、写真では見づらいかもしれませんが、その間からオベサの陵らしきものが顔を覗かせている子もいます。

鉢その2

こちらは6粒播いた鉢です。ちょうど半分が発芽していますね。

2つの鉢に15粒の種を播いたので、半分以上の種が無事に発芽してくれたことになります。残りの種は、まあ恐らく発芽することなく終わるでしょう。残念。

鉢1を横から
鉢2を横から

この2週間の間、2つの鉢は室内の日当たりのいい窓辺での管理で温度・日光を維持していました。その間、適宜ジップロック内の水を換えつつ、チャックは半分ほど閉じることで湿度調整しています。

鉢1のオベサたちは全体的に丸っぽく、オベサらしさが伺えるのですが、鉢2の方は若干ひょろ長く育っています。管理方法、置き場所ともに同じなのですが、微妙な日照の違いでこうなったのでしょうか……?

あまりひょろひょろしてしまっても残念なので、今後の管理ではとりあえず鉢2の方を、より日当たりが良くなるように管理してみようかと思います。

それにしても、2週間で少しオベサらしさを見せる子もいたりと、思っていた以上の成長速度です。大人の株は成長がとてもゆっくりなので、少し意外な結果でした。

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